この記事でわかること
- 小学生のシュート力を上げる正しい練習法
- 家でもできる簡単な筋トレ・フォーム練習
- 力任せにならない「ボールの芯を捉える」コツ
なぜ小学生のうちは「強く蹴れない」のか?
こんにちは。三兄弟のパパコーチです。
小学生の段階でシュート力に差が出るのは、
体の大きさや筋力よりもフォームと力の使い方に原因があります。
強いシュートを打てない要因で特に多いのが次の3つのパターンです。
- 足の振りだけで蹴っていて体全体が使えていない
- ずっと力んでいるなど力を入れるタイミングがずれている
- 蹴る瞬間に体が後ろに倒れていてボールに力(体重)が伝わっていない
強いシュートを打つためには、
「足の筋力」ではなく「地面を押す力+体幹の連動」を意識することが重要です。
シュート力アップのための基本フォームを確認!
まずはフォームを見直すことが最優先。
正しいフォームで蹴ることで、小さな力でもボールが伸びるキックになります。
正しいフォームのポイント
- 助走の最後の一歩でしっかり軸足をボール横に置く
- 上半身を前に倒して、体の中心で蹴る
- インステップ(足の甲)でボールの中心を捉える
- 蹴った後のフォロースルーで蹴り足から着地(体重を軸足に残さない)
💡 コーチの一言ポイント
「ボールを“押し出す”イメージで蹴る」
力をぶつけるより、体全体で押し出すように蹴ると自然にスピードが上がります。
家でもできる!シュート力アップ練習メニュー5選
① 風船キック(フォーム矯正)
膨らませた風船をボール代わりにして蹴る練習。
室内でもでき、足の振りと体のバランスを整えられます。
また蹴った風船の回転で当たり方の確認と改善ができます。
- 回数:1日5分間
- ポイント:フォームの最終形を意識(振り抜きまで)
② 片足バランス+スイング
壁に手をつきながら、片足立ちで蹴る動作を10回繰り返す。
体幹と軸足の安定を同時に鍛えられます。
- 回数:左右各10回
- ポイント:上半身がブレないように!
③ 地面プッシュ(下半身強化)
シュートのパワーは「地面を押す力」から。
軽くジャンプして着地→地面を蹴る感覚を意識する練習を。
- 回数:20回×3セット
- 効果:地面反力を感じるトレーニング
④ ボールネットキック(ミート感覚)
ボールネットがあれば室内でもインステップでのミート練習ができます。
蹴った時にボールネットが横回転しないよう意識します。
- 回数:1日5分間
- 工夫:力を入れないことで、インステップの「当てどころ」を探る
⑤ 壁当てキック(実践感覚)
フォームが固まりミート感覚を掴んだら、あとは継続して実際にボールを蹴る練習を。
壁を相手にしてリズムよく蹴ることで、再現性が高まります。
- 回数:50本×2セット
- 工夫:距離を変えて、狙う高さを一定にする
シュート力を上げる食事と体づくり
強いシュートには、瞬発力と筋肉回復力が欠かせません。
タンパク質を十分に摂取するよう、日常の食事でもサポートできます。
| 栄養素 | 含まれる食品 | 効果 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 鶏むね肉、卵、豆腐 | 筋肉の修復・成長 |
| 炭水化物 | ごはん、バナナ | エネルギー補給 |
| 鉄分 | レバー、ほうれん草 | 持久力アップ |
| ビタミンC | みかん、ブロッコリー | 回復を助ける |
💬 アドバイス
練習後30分以内にプロテインや牛乳を飲むと、筋肉の回復が早くなります。
よくある質問(Q&A)
Q. 強いボールを蹴ると足が痛いのはなぜ?
→ インステップ(足の甲)の当てる位置がずれている可能性があります。
とくに足の先のほうで蹴ってしまうと痛みやすいです。
靴のベロ部分で蹴る意識を持ちましょう。
Q. しっかり蹴れているのかよく分からないのだけど?
→ボールの「回転」と「音」に注目すると分かりやすいです。
横回転の場合、ボールの中心を蹴れていなかったり、インサイド気味に蹴っている可能性が高いです。
また、「パコン」という音は足先に当たっているので、「ドン」という音を目標にしましょう。
Q. 小学生でも筋トレは必要?
→ 無理な筋トレは不要。自重(スクワット・ジャンプ系)で十分です。
また、筋力よりもフォームと体の可動域が重要なので、ストレッチ(股関節まわりなど)の習慣化がおすすめです。
まとめ:シュート力は「フォーム × バランス × 継続」
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 正しいフォーム | 体全体を使ったキック動作 |
| バランス感覚 | 軸足の安定と体重移動 |
| 継続 | 毎日少しずつ繰り返す |
💪 「強く蹴る」ではなく「正しく蹴る」を意識することで、
小学生でも確実にシュートスピードや飛距離が上がります。
シュートやキックが好き、得意になるとサッカーがより一層楽しくなります。
ぜひ楽しく続けられるようサポートしてあげましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!


