練習に来ない子ども、どう接すればいい?
こんにちは。三兄弟のパパコーチです。
「最近、うちのチームで遅刻や欠席が多いな…」
「どう声をかければいいか分からない…」
少年サッカーでは、学年が上がるにつれて“練習に来ない子”が増えることがあります。
しかし、その裏には モチベーションの低下や家庭環境の変化 など、さまざまな理由が隠れています。
今回は、そんなときにコーチや親ができる「前向きな対応方法」について、実践経験をもとに解説します。
なぜ遅刻・欠席が増えるのか?|まず“理由”を探ることが第一歩
遅刻や欠席を責める前に、「なぜ来られないのか」 を冷静に考えることが重要です。
子どもによって、その理由は大きく異なります。
よくある理由
- 勉強や塾との両立が難しくなった
- チームの雰囲気に馴染めない
- 試合でミスが続き、自信を失っている
- 親が送り迎えできない
- ただ「行きたくない気分」になっている
ポイントは、「怠けている」と決めつけないこと。
子どもなりの悩みやストレスが背景にあるケースが多いのです。
怒るより“寄り添う”姿勢を|まず共感から始めよう
遅刻や欠席が続くと、つい「また休み?」「やる気あるの?」と言いたくなりますよね。
でも、子どもは大人の言葉を“評価”ではなく“感情”として受け取ります。
良い声かけの例
「最近、学校も忙しいのかな?」
「疲れてる? 今日は短い時間でも一緒にやろうか。」
こうした言葉は、“理解してくれている”という安心感を与えます。
安心感ができると、子どもは自然と「また頑張ろうかな」と思えるのです。
欠席が続く場合の対応|チームとしてのフォロー体制も大事
チームの中で欠席が続く子がいる場合、個人だけの問題ではなく、チーム全体の雰囲気作り も見直しましょう。
実践ポイント
- 練習に来られた日は「来てくれて嬉しい」と声をかける
- 久々に来たときも“注意”より“歓迎”のトーンで迎える
- キャプテンや仲間にも「声かけ役」をお願いする
- 練習メニューに“楽しめる要素”を入れる(勝敗よりチャレンジ重視)
チームとして「戻りやすい雰囲気」を作ることが何より重要です。
家庭でのサポート|親の関わり方で変わる“参加意欲”
親の言葉や行動も、子どもの参加意欲に大きく影響します。
親ができるサポート例
- 「行かなきゃダメ」ではなく「今日はどうする?」と選ばせる
- 練習後には「行ってよかったね」と振り返りの言葉をかける
- 欠席したときも「次は行けるといいね」と前向きに促す
- 他の子と比較しない
強制ではなく“尊重と信頼”を感じさせる関わり方が、長く続ける力につながります。
遅刻・欠席を減らすためのチームづくりのコツ
最後に、パパコーチやチーム運営側としてできる工夫を紹介します。
実践アイデア
- 出欠をLINEグループなどで「気軽に申告できる」仕組みに
- 練習内容を事前に共有し「楽しみになる要素」を伝える
- 短時間練習や自由参加型の日を設ける
- 遅刻しても途中参加OKにする
“柔軟さ”があるチームほど、結果的に参加率は高くなります。
まとめ|「休んだ罪悪感」を消し、「また行こう」と思えるチームへ
遅刻や欠席は、どのチームにも必ずあります。
大切なのは、それを責めるのではなく、「戻ってきやすい環境」を作ること。
子どもは叱られて戻るより、「理解されて戻る」方がずっと強く成長します。
最後までお読みいただきありがとうございました!


