親の一言で子どもの未来が変わります
こんにちは。三兄弟のパパコーチです。
「せっかく頑張ったのに負けてしまった…」
子どもが悔しそうに帰ってくる姿を見ると、親としてなんと声をかければいいのか迷いますよね。
小学生サッカーの試合では、勝ち負け以上に 経験から学ぶ姿勢 が大切です。
しかし、声かけ次第で子どもの気持ちが前向きになったり、逆に自信を失ったりすることもあります。
私も子どもたちを指導して一緒に試合に臨んで、たくさんの負けを経験していますが、負け試合だからこそ得られる「成長のヒントやパワー」がたくさんあることを実感しています。
この記事では、少年サッカーコーチとして多くの子どもと接してきた経験をもとに、
- 負け試合の後にかけるべき言葉
- 言ってはいけないNGワード
を分かりやすく解説します。
なぜ「負け試合後の声かけ」が重要なのか?
- 子どもは試合直後、感情が最も揺れやすい状態
- 親の言葉が、子どもの「次も頑張ろう」という気持ちに直結
- NGな言葉は、努力や自信を一瞬で奪ってしまう
👉 負け試合は「親の声かけ次第で、子どもが成長できるチャンス」に変わります。
負け試合の後にかけるべき言葉(具体例)
① 努力や姿勢を認める言葉
- 「最後までよく走ってたね」
- 「仲間に声をかけてて良かったよ」
👉 結果ではなく、行動や努力を評価することで自信につながる。
② 感情に共感する言葉
- 「悔しかったね」
- 「本気で頑張ったからこそ悔しいんだよね」
👉 子どもの気持ちを否定せず受け止める。
③ 前向きな視点を持たせる言葉
- 「次に活かせそうなことあった?」
- 「今日の経験がきっと次につながるよ」
👉 学びを意識させて、気持ちを切り替えられる。
言ってはいけないNGな言葉(具体例)
① 結果を責める言葉
- 「なんで負けたの?」
- 「シュート外すから負けるんだよ」
👉 子どもを追い込んでしまい、次への意欲をなくす。
② 他の子と比較する言葉
- 「〇〇くんは上手だったのに」
- 「〇〇ちゃんみたいに頑張りなさい」
👉 自己肯定感を下げ、親子関係にも悪影響。
③ 気持ちを否定する言葉
- 「泣くな、男だろ」
- 「そんなに落ち込むことないよ」
👉 子どもの自然な感情を押さえつけるのは逆効果。
実際の声かけフレーズ集(すぐ使える)
- 「今日はよく走ったね、かっこよかったよ」
- 「失敗も全部経験だから大丈夫」
- 「勝っても負けても応援してるよ」
- 「サッカーを楽しんでる姿が一番うれしい」
親が勝つことにこだわり過ぎるのはキケン
私のチームでも時々、思い切ったプレーができていない選手を見かけ声をかけてみると、「ミスするとパパに怒られるから…」「ママに安全なプレーをしなさいって言われたから」と、残念な発言を耳にすることがあります。
子どもたちは当然、勝利を目指すからこそ「成長」する訳ですが、それが親御さんの押しつけになってしまうととても危険です。
もちろん反対に、子どもの意欲を高めるような声かけをしてもらえている選手は、「次は勝ちたい」と自分自身が勝利を目指して練習を人一倍頑張ったり、自主練をしてから全体練習に参加するなど、行動に表れてきます。
親の言葉が子どものメンタルを支えることも壊すことにもなる ことを常々実感しています。
まとめ
- 負け試合後は「努力を認める」「気持ちに共感する」「次につなげる」声かけが大切
- 結果を責める・比較する・気持ちを否定する言葉はNG
- 親の一言で、負け試合が「子どもの成長のきっかけ」になる
大切なのは勝ち負け以上に、サッカーを通じて子どもが成長すること。
ぜひ、次の試合から声かけを意識してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!

