緊張で普段どおりの実力が発揮できるか不安
こんにちは。三兄弟のパパコーチです。
「明日の試合、大丈夫かな…」「うちの子、緊張で力を出せないかも」
サッカーやスポーツの試合前、親として心配になる気持ちはよく分かります。
子どもは大人以上に、環境や相手、試合の雰囲気に影響を受けて緊張してしまうものです。
でも、親からの声かけ次第で緊張を和らげ、実力を発揮できる ことがあります。
ここでは、サッカーコーチとして多くの子どもを見てきた経験をもとに、親がすぐに実践できる「試合前の声かけ方法」を紹介します。
子どもが試合で緊張する理由
- 「失敗したらどうしよう」という不安
- 周囲(親・コーチ・友達)からの期待
- 相手チームが強そうに見える
- 試合会場や雰囲気にのまれる
- 親のほうが緊張している
👉 緊張そのものは悪いことではなく、「頑張ろう、うまくやりたい」という気持ちの裏返しでもあります。
大事なのは 緊張をプラスのエネルギーに変えること です。
親ができる声かけのポイント
① 「結果」に関するプレッシャーを与えない
NG:「今日は点を取らないとね」
OK:「思い切ってプレーできれば十分だよ」
👉 結果へのプレッシャーを減らし、挑戦しやすくする。
② 短くシンプルな言葉で安心感を与える
NG:「大丈夫?緊張してない?」(逆に意識させてしまう)
OK:「楽しんでおいで」「いつも通りで大丈夫」
👉 過剰に緊張を意識させない声かけが効果的。
③ 「小さな目標」に意識を向ける
例:「今日は1回、味方にいいパスを出そう」
👉 大きな目標より、小さな具体的な行動にフォーカスすることで気持ちが落ち着く。
④ 試合前日のリラックス時間を大切に
「明日は早く寝ようね」「試合のあとにアイス食べようか」
👉 ポジティブな未来を意識させると、気持ちが軽くなる。
実際の声かけ例(そのまま使えるフレーズ)
- 「今日は思い切り走れたら100点だよ」
- 「失敗しても大丈夫、チャレンジしたことが大事」
- 「いつも練習してることをそのままやればいいよ」
- 「応援してるよ、楽しんできて!」
緊張でガチガチになってしまったら
私のチームでも、公式戦やライバルチームとの試合前などには、いつもより緊張してしまったり、中にはガチガチになってしまう子は多くいます。
ウォーミングアップを進めていても、緊張感でいつもより静かになってしまうなども。
こんな時に「声出そうぜ!負けたくないだろ!」と鼓舞しても、子どもたちにとっては逆効果になってしまいがちです。
私がそんな日に意識的に取り入れているのが、「鬼ごっこ」「大縄跳び」「みんなでリフティング」などです。
試合前にあえて取り入れ、一旦その遊びに夢中になってもらって、みんなでわいわいしながら身体を動かして、心と身体をほぐします。
「普段どおり、いつもどおり」に近づけられるよう意識しています。
親御さんからの声かけの際のヒントにしてもらえれば幸いです。
まとめ
- 子どもが緊張するのは自然なこと
- 親は「安心感」と「小さな目標」を与える声かけが効果的
- 結果より「思い切りプレーすること」に目を向けさせる
- 緊張してしまったら鬼ごっこなどの遊びで「心と身体をほぐす」
試合前にかける何気ない一言でも、十分に子どもの緊張を和らげ実力を発揮することにつながります。
ぜひ今日から取り入れてみてください。
お読みいただきありがとうございました!


