パパコーチとしての第一歩
こんにちは。三兄弟のパパコーチです。
子どもがサッカーを始めて、「気づけば自分がコーチに…」というお父さんは多いと思います。
でも、いざ指導に立つと「どう教えればいい?」「どんな練習をすればいい?」と迷うこともありますよね。
この記事では、三兄弟を育てながら少年サッカーチームで指導してきた経験をもとに、
初めてのパパコーチが押さえておきたい基本の考え方と実践のポイントを紹介します。
「技術」だけでなく「伝え方」や「チームづくり」まで、すぐに役立つ内容です。
1. パパコーチの役割は「教える人」ではなく「育てる人」
少年サッカーでは、勝敗よりも子どもの成長を支えることが最も大切です。
特に小学生年代は、技術よりも「サッカーが楽しい!」という気持ちを育む時期。
パパコーチの役割は、「上手くさせる」よりも「続けたくなる環境をつくる」こと。
練習中に失敗しても責めず、「いいチャレンジだったね!」と声をかけてあげるだけで、子どもたちは大きく変わります。
2. 少年サッカー指導の3つの基本原則
(1)子ども主体で考える
- 指導者が「やらせる」ではなく、「自分で考えさせる」練習を。
- 例:「どうすればパスが通るかな?」と質問形式で考えさせる。
- 考える力が、将来の“判断力のある選手”を育てます。
(2)個性を尊重する
- 走るのが得意な子、ボールタッチが上手な子など、それぞれの強みを認める。
- 他人と比べるのではなく、「昨日よりできたこと」にフォーカス。
- 小さな成功体験を積ませることがモチベーションの源。
(3)安全と楽しさを最優先に
- 接触プレーや熱中症対策など、安全管理は大人の責任。
- 子どもたちが笑顔で「またやりたい!」と思える練習を設計する。
3. 練習設計の基本:シンプル+反復が上達の鍵
「難しい練習」よりも「楽しく繰り返せる練習」を。
特に初心者チームでは、1つの練習を“目的を変えて”何度も行うのが効果的です。
例:ドリブル練習の発展法
| 段階 | 内容 | 狙い |
|---|---|---|
| ① | コーン間ドリブル | ボールコントロール |
| ② | 追いかけドリブル(鬼ごっこ) | 判断+スピード |
| ③ | 1対1で抜く練習 | 実戦対応力 |
ポイント:
「遊び」と「競争」を混ぜると集中力が続きやすいです。
4. 声かけで変わる!子どもが伸びるコミュニケーション術
良い声かけの例
- 「いいチャレンジだった!」
- 「次はどんなプレーをしてみたい?」
- 「自分で考えて動けたね!」
NGな声かけ
- 「なんでできないんだ!」
- 「早くしろ!」
- 「〇〇は下手だな」
子どもは「否定」よりも「認められる」ことで伸びていきます。
特にパパコーチの場合、家庭でも接するため、言葉の影響力が大きいです。
5. 指導に迷ったときの考え方
- 子どもが「笑顔で帰れているか?」を基準にする
- 練習後に「今日一番成長したこと」を振り返る
- 他チームや指導者の意見も柔軟に取り入れる
完璧な指導者はいません。
大切なのは「学びながら指導する」姿勢です。
それが、チームにも子どもにも良い影響を与えます。
6. パパコーチが陥りやすい落とし穴
| よくあるミス | 対策 |
|---|---|
| 自分の経験を押しつける | 今の子どもたちの特性を観察しよう |
| 勝ちにこだわりすぎる | 成長に焦点を当てる |
| 子どもとの距離が近すぎる | 「コーチ」と「父親」を切り替える意識を持つ |
特に自分の子どもを指導する場合は、他の選手と同じ基準で接することが信頼につながります。
7. パパコーチが成長するための学び方
- 他チームの練習を見学する(観察力が磨かれる)
- サッカー指導書やJFA公式サイトを読む
- 子どもたちの反応を記録する(ノートにまとめる)
実践と振り返りを繰り返すことで、指導の質が確実に上がります。
経験が浅くても、「子どもに寄り添う姿勢」があれば立派なコーチになれます。
まとめ:パパコーチがチームを変える
パパコーチの存在は、少年サッカーにとって非常に貴重です。
子どもたちの“最初の指導者”として、
サッカーの楽しさ、仲間との絆、努力する喜びを伝えることができます。
焦らず、子どもと一緒に成長していくつもりで取り組めばOK。
その姿勢こそが、チームを良くし、子どもたちの未来を広げます。
お読みいただきありがとうございました!


