ドリブルが苦手な子におすすめの練習メニュー|遊び感覚で上達する方法

練習メニュー・指導法

ドリブルが苦手な子は「楽しむ」ことで伸びる!

こんにちは。三兄弟のパパコーチです。

「うちの子、ドリブルが苦手で前に進めない…」
そんな悩みを持つ親御さん、パパコーチは多いですよね。

でも実は、ドリブルが苦手な子の多くは「技術が足りない」よりも「ボールを触ることが怖い・楽しくない」ことが原因なことのほうが多いです。

この記事では、少年サッカーの現場で実際に成果が出た、
遊び感覚でドリブルが上達する練習メニューを紹介します。
初心者でも自宅や公園でできる内容なので、今日から実践できます!


1. ドリブルが苦手な子に共通する3つの特徴

まずは「なぜ苦手なのか?」を理解しましょう。原因をつかむと、練習の方向性が明確になります。

苦手な原因よくある様子改善のポイント
ボールタッチが固い強く蹴りすぎてボールが逃げる小さく・優しく触る感覚を養う
周囲が見えないボールばかり見て転ぶ視線を上げて「顔を上げる」意識
自信がない抜かれるとすぐ諦める成功体験を積ませる

まずは「苦手=悪いこと」ではなく、「伸びしろがある」と考えるのが大切です。


2. 遊びながら上達!おすすめドリブル練習メニュー5選

① コーンドリブル(基本フォームを覚える)

やり方:

  • コーンやペットボトルを1.5m間隔で並べる
  • ゆっくりジグザグにドリブル

ポイント:

  • スピードよりもリズムと正確さを重視
  • 親指や小指の付け根など具体的にボールを触る箇所を意識
  • 利き足だけでなく両足で触る練習を

効果:

  • ボールタッチの感覚が安定し、ボールが体から離れないドリブルができるようになる
  • ドリブルのリズムと正確さが向上する

② 追いかけドリブル(楽しさ+スピード感)

やり方:

  • 親またはコーチが鬼役として子どもの前に立ちはだかったり、1m後ろを追いかけたりする
  • 子どもはボールをドリブルしながら逃げる

ポイント:

  • いつでもターン(方向転換)できるように、ボールを「体の近く」で運ぶ意識を
  • 捕まえられたら笑ってリセット!

効果:

  • ドリブル中の判断力、スピードコントロール、方向転換が自然に身につく
  • ボールだけでなく「相手(鬼)」を見たり意識しながらドリブルできるようになる

③ カラードリブル(ドリブル中の視野を広げる)

やり方:

  • コーンを赤・青・黄など色別に配置
  • コーチが「赤!青!」と指示を出し、言われた色に向かってドリブル

ポイント:

  • 頭を使いながら動くため、判断力が鍛えられる
  • 視線を上げる習慣づけにも◎

効果:

  • 試合中に「周りを見ながらドリブル」できるようになる

④ しっぽ取りドリブル(ゲーム感覚)

やり方:

  • 全員が腰にタオルやビブスをつけて、ボールをドリブルしながら相手のしっぽを取る
  • 取られたらアウト!最後まで残った人が勝ち

ポイント:

  • ドリブル+相手との駆け引きを同時に体験
  • 友達同士・親子で楽しめる

効果:

  • フェイントや方向転換のセンスが磨かれる。

⑤ ストップ&ゴー(緩急の感覚をつかむ)

やり方:

  • コーチが「ストップ!」「ゴー!」の合図を出す
  • ストップでは完全に止まり、ゴーで一気に加速

ポイント:

  • 合図を「耳」で聞く反応練習にもなる
  • 音楽に合わせてやると飽きにくい

効果:

  • 試合での緩急(スピード変化)を自然に覚える。

3. 練習で意識したい3つのポイント

① 「上手くなる」より「楽しくなる」

苦手な子にとって、楽しさは最高のモチベーション
褒める・笑う・一緒にやる、の3つを意識しましょう。

② 小さな成功をたくさん作る

「今日は転ばずにできた!」「3回続けてできた!」
小さな成功体験の積み重ねが、自信と技術につながります。

③ 練習時間より「回数」

1日30分よりも、1日10分×3回の方が効果的です。
短時間集中型にすると、飽きずに継続できます。


4. 自宅や公園でできるドリブル練習アレンジ

練習場所できる練習工夫ポイント
自宅の庭ストップ&ゴー、コーンドリブルコーンの代わりにペットボトル
公園の広場追いかけドリブル、しっぽ取り兄弟や友達と対戦形式に
体育館など屋内カラードリブルカラーテープでラインを作る

スペースに合わせて練習内容を変えるだけで、環境を選ばず練習可能です。


5. 練習後のフォローが上達を加速させる

練習が終わったら、ただ「終わり」ではなく、

  • 「今日一番上手くできたのはどれ?」
  • 「次はどんなドリブルをしてみたい?」
    振り返りを親子で話すことで、子どもの意識がぐんと変わります。

まとめ:遊びながら“自然に上達”するのが一番の近道

ドリブルが苦手な子ほど、「楽しみながら上達する」環境づくりがカギ。
練習内容よりも「笑顔で続けられるか」を大切にしましょう。

サッカーの基本は「ボールを思い通りに扱うこと」。
焦らず一歩ずつ、遊び感覚でドリブルの楽しさを伝えてあげてください。

お読みいただきありがとうございました!